女ともだち
購入した作品の読み方あらすじ
同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。一流企業のOLだった被害者の“裏の顔”とは? 二つの殺人をつなぐ接点とは? 新人ルポライターの楢本野江(ならもとのえ)が辿り着いた真相は、驚くべきものだった……。衝撃の結末が女たちの心の闇をえぐり出す、ドロドロ濃度200%の長編ミステリー。
レビュー・口コミ(2件) 一覧へ
『殺人鬼フジコの衝動』が大ベストセラーとなり、一躍イヤミスの女王となった真梨幸子の人気作『女ともだち』。女同士のドロドロとした感情、人間関係、殺人事件など、期待通りのダークな作品です。真梨作品はどこまでが現実でどこからが妄想なのか混乱する描写が多く、読みなれないと最後まで読んでもよくわからない…ということもあります。初めて読む方は、伏線を全部拾うつもりでじっくり読んでみてください。
女性同士の人間関係に悩んでいたころ、「女ともだち」というタイトルが目に留まりました。読み始めたことを後悔しました。描写が生々しかったからです。それなのに続きが知りたくて読み止めることができず、読後にとても嫌な気持ちになりました。身近な人との会話で話題にしてみて、イヤミスというジャンルの小説だと知りました。この本は初めて読んだイヤミスの作品です。こんなことまで書いて良いのか、表現は自由なのだなぁと驚きました。