カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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あらすじ

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(講談社文庫)

レビュー・口コミ(4件) 一覧へ

  • ひとひねりもふたひねりもある、面白みのある小説でした。
    作者らいしといえばらしい感じですね。

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    4点
    ろべろべさん
  • なかなか巧妙な物語の小説でした。
    驚かされましたよ、マジで!
    ひねりが効いてましたね。

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    4点
    スーピマさん
  • この「カラスの親指」は私が初めて読んだ著者の作品です。レビューなどで評価が高かったので読んでみたのですが、正直途中まではそれほど面白いとは思いませんでした。でも終盤の2度にわたるどんでん返しには「やられた」の一言でしたね。ストーリー展開が見事です。中盤までの殺伐とした展開とはまったく異なるラストです。映画化もされています。キャストを見て、「まさかこの人が…」という人がキーマンでしたね。

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    むぎぐらふぃっくすさん
  • ある詐欺師が、闇金業者を出し抜こうと奮闘するというストーリー。読者をだますトリックに定評のある著者だが、この作品も例外ではなく、最後にあっと驚く仕掛けが施されている。こう書いてしまうと、トリックやパズル的面白さだけに注目してしまいがちだが、トリックに絡んで登場人物一人ひとりにドラマがあり、なかなか読みごたえのある小説になっている。この「カラスの親指 by rule of CROW’s thumb」は実に色々な楽しみ方のできる作品であると思う。

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    shidenurさん