笹の墓標

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あらすじ

戦時中に北海道のダム建設工事で亡くなった、強制労働犠牲者の遺骨発掘作業に参加した神沼公一郎(かぬまこういちろう)は、腐乱死体を発見した。遺体は東京で変死した神沼の元恋人・葦原奈美(あしはらなみ)の同僚・上月良彦(こうづきよしひこ)と判明。捜査線上に浮かんだのは、かつての強制労働と因縁があり、奈美と接点を持つ北海道政財界の大物だった! 時間と空間を超えて運命の非情を描く、社会派推理意欲作!