花迎え
購入した作品の読み方あらすじ
恋愛と戦争、旅と読書を語りつくした随筆集。
[色]―口紅、汗、匂いとエロス。男を待つ時間の記憶。少女から大人の女へと時は過ぎゆく。
[旅]―日々を暮らす福岡から自らの分身「マイマイ新子」のふるさと山口県防府へ、そしてアジア、ヨーロッパへ。
[風]―老いの問題から拉致問題まで、9・11からイラク攻撃まで。2002年から2009年までの世界を丸ごととらえた斬新で古びない時事評論。
[流]―中高年の恋愛は「黄色の純愛」だ。映画やオペラ、音楽を娯しみ、昨日の通りに明日を生きる。
[本]―読んだつもりの本と嫌いなはずの本を語り、川端康成・三島由紀夫から須賀敦子・吉田修一までを味わう。
そして、巻頭には夢のような恋愛を描いた珠玉の短篇小説「花迎え」を特別収録。
高樹のぶ子の魅力を一冊に収めた芳醇なエッセー集。