人類は衰退しました6
あらすじ
おちずにのるため、じてんしゃそうぎょう。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。
すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"であるわたしのお仕事。
季節は冬。祖父の趣味サークル「大砲倶楽部」の一員として南に向かったわたしは、「鳥人類コンテスト」の安全対策係として、岬に集まった各チームの機体をチェックすることに。思うに……みなさん、死にそうです。クスノキの里を同類誌のイベント会場にしてしまった友人Yと、白い部屋に密室監禁! さて、どちらが危ない!? ――記録、それは儚い。
【妖精さんたち、すかいはい】
国連協賛の「鳥人類コンテスト」。ライトブラザーズの想定外の飛距離に安全対策係は大ピンチ!? 謎のヒーロー「怪傑」現る!
【妖精さんたちの、さぶかる】
友人Yがクスノキの里にもたらした「同類誌」ブーム。案の定、妖精さんたちも作ってしまった同類誌が密室を生み、主人公たちを閉じこめる。
Key所属の原画家・樋上いたる氏が企画原案を担当したPCゲーム『Rewrite』では、竜騎士07氏、都乃河勇人氏とともにシナリオを担当。『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』『灼熱の小早川さん』で業界の話題をさらった田中ロミオの小説デビュー作!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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