されど罪人は竜と踊る8 Nowhere Here
あらすじ
少女アナピヤの悲劇、怒濤破滅の終着へ!
自らの強大な咒力に翻弄される謎の美少女アナピヤ。彼女を巡る死闘の末、ガユス、ギギナら一行は、ついに全てが始まった悪魔の巣くう場所・死都メトレーヤに到達する。しかしそれを追い、アナピヤを狙う賞金首の咒式士たちが圧倒的攻撃を仕掛ける。ドラッケン殺しのユラヴィカはギギナとの決着を渇望し迫る。さらに咒式犯罪を追う武装査問官たちが現れ、〈長命竜〉ムブロフスカに〈ベギンレイムの尻尾〉と呼ばれる邪悪な研究者たちが暗躍。かつて角川スニーカー文庫版で語られた物語、その全てを眺めたていた大賢者ヨーカーンは今回の‘二回目の悲劇’を予言し、悲劇の演者たるアナピヤ、ジヴーニャに接触する!――愛を巡る‘二回目の悲劇’がついに完結。アナピヤの絶対的絶望とは何だったのか? アナピヤの愛に応えようとするガユスがやがて知る真の地獄とは? この物語を経た後の「されど罪人は竜と踊る」シリーズは、決して引き返すことのできない悲しみの道を突き進むこととなる!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。