観潮楼の月 森鷗外夫妻の愛 十四話

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あらすじ

鷗外が太陽ならば、志げ夫人は、美しく澄んだ観潮楼の月であった──。近代文学の偉人・森鷗外と、夫人となる荒木志げ。鷗外の私小説『半日』から悪妻として語られる志げであるが、著者は「悪妻と的外れに噂される」として、二人の出会いから今生の別れまでを、史実や文献をもとに、ドラマチックかつ丁寧に追っていく。夫妻の強い絆、愛を描き切った、著者の鷗外夫妻研究の集大成となる一冊。