いざというときに困らないために 今から考える 実家じまい・墓じまい

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あらすじ

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■空き家問題、うちは大丈夫?
新築住宅が過剰に供給され、人口が減ってきている日本。今、全国には空き家が約900万戸あり、そのうち将来的に管理不全になる可能性がある、いわゆる放置された空き家は約385万戸にものぼります。そしてその数はここ数年で増え続けているのです。
空き家は維持するだけでも費用がかかり、さらに2014年に制定され、その後2023年に改正された空家法(空家等対策の推進に関する特別措置法)により、税金が上がるリスクも出てきました。

■お墓の維持は難しくなってきている
同じように、実家のお墓も継承されずに放置されるケースが増えています。これまでのお墓を撤去し、管理しやすい場所へ引っ越す「墓じまい」(改葬)の件数も年々増え、2022年度は全国で15万件以上となっています。
親亡き後の「実家」と「お墓」については、いざというときに慌てないように、早めの準備、心構えが必要です。

■さまざまなケースへの心構えができる1冊
本書では、実家の売却などにも詳しい一級建築士の弘中純一さん、シニアの暮らしの専門家である小谷みどりさん、遺品整理の専門家である横尾将臣さんのそれぞれに話を聞き、親が元気なうちに確認すべきこと、実家の売却、相続の基本、遺品整理、墓じまいまで、最新情報を資料も交えてわかりやすく解説しています。また、さまざまな体験談も掲載しています。
「こんなことがあるんだねえ、うちはどうする?」と相談するきっかけにもしていただける1冊です。

■親近感のわくエピソードマンガ入り
章頭と章末には、マンガ家のあさとひわさんによるマンガを掲載。親の認知症介護と看取りの経験があるあさとさんのマンガは、ほっこりさせつつも当事者の心情に寄り添った内容です。本書に目を通し、家族の将来に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

【目次】
1章 「誰も住んでいない実家」を放置したらどうなるの?
2章 親が元気なうちに、確認しておく「実家のこと」
3章 空き家の放置になる前に、「実家を売却」する
4章 親が亡くなった後の「実家の相続」について
5章 スムーズに終わらせる! 「遺品整理」のコツ
6章 「実家のお墓」、どうしたらいいですか?