日本財団は、いったい何をしているのか 第九巻 平和の希求
鳥海美朗(著) 2,200円
あらすじ
ウクライナの戦火、ミャンマーの混乱・・・・・・2021年からの3年の間ほど、人々が平和を切望したことはなかったのではないか
この地球上では、次から次へと大規模な自然災害が発生する。それだけではなく、人や国家の行動に起因する事変や戦争が勃発し、おびただしい数の人々が被害を受ける。
社会の変革を目指す公益財団法人である日本財団はこれらの変事を人道支援の対象としてとらえ、その解決に乗り出そうとする。
こうした支援の対象となったプロジェクトのうち、本書ではミャンマーにおける国軍のクーデターが引き起こした混乱と、ロシアによるウクライナ侵攻がもたらした避難民問題を取り上げた。
マスコミが報じないミャンマーの実態を明かす笹川陽平日本財団会長インタビューを特別収録。
【目次】
第1章 ウクライナ避難民支援
戦争に対峙する/二つの取材メモ/ボランティア精神/学生たちの濃密体験/支援から共生へ/多様性社会の課題/
第2章 苦悩するミャンマー
暗転、クーデター/選挙監視団長の奮闘/異変の背景/誰がミャンマーを統治しているのか/仲介役の苦心/日本財団の役割/クーデターの深層
あとがき
年表◎ウクライナとミャンマーをめぐる日本財団の動き
【著者】
鳥海美朗
1949年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。1973年産経新聞社入社。大阪社会部勤務の後、社内制度で米国イリノイ州立大学シカゴ校大学院などに留学。ロンドン支局長、ロサンゼルス支局長、外信部長、編集局次長、編集長などを経て論説委員。2013年6月退社。同年7月から日本財団アドバイザー。産経新聞客員論説委員。
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