「アリの足音」が聴こえますか 「いのち」が聴こえる学校をめざして
購入した作品の読み方あらすじ
子どもの声は「いのち」そのものです。全存在をかけた唯一無二の「いのち」を、いつまでも「アリの足音」のままにしておくことはできません。
不登校児童生徒が過去最多を更新し続け、もはや子どもたちにとって学校は安心できる場所とは言い切れません。
そんな現状を変えるために必要なのが、どんなに小さくともたしかにそこにある声なき声、「アリの足音」を聴くことです。
公立小中学校の教頭・校長を歴任し、現在は教育支援センターで子どもたちと向き合う著者が、自身のこれまでの経験やいまの学校のシステムから、「アリの足音」がどうすれば聴こえるようになるのかを考えます。
子どもたちの「いのち」を聴くために奮闘する先生たちに寄り添う教育エッセイです。
【目次】
はじめに
第1部 「アリにだって足音はある」
2%のゆとり
オンリーワンについて考える ほか
第2部 「アリの足音」を聴くために
1 不登校の現状
2 なぜ、不登校は増えているのか ほか
おわりに
【著者】
道前弘志
1962 年兵庫県生まれ。公立中学校(兵庫県たつの市)教諭、教職大学院(兵庫教育大学)を経て、兵庫県教育委員会指導主事(県立山の学校、県立教育研修所)、たつの市教育委員会学校教育課長、公立小中学校教頭・校長を歴任(管理職歴10 年)。
現在、太子町(兵庫県)教育委員会教育支援センター(2024 年4 月名称変更)支援員。日本臨床教育学会並びに武庫川臨床教育学会会員。
著書に「寄り添う」をテーマとした『リンゴがリンゴであるために』(2024 年 幻冬舎)がある。