こじらせ男子とお茶をする

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あらすじ

「こじらせている」と自覚する男性たちの、安定のレールに乗らない生存戦略とは? 元ニート、ミニマリスト、芸人など、振り切った生き方をしてきた男性6人の自意識や世の中へのまなざしに触れるインタビュー集

「どこへ行ってもやっていけない気がした」「人と同じことをするのがいやだった」――「こじらせている」と自覚する男性たちの、安定のレールに乗らない生存戦略とは。元ニート、ミニマリスト、芸人、ひとり出版社経営者など、主流から逸脱し、振り切った生き方をしてきた男性6人が登場。「何者かになるとは」「オタクであること」など、自意識との向き合い方や、世の中への眼差しに触れる濃厚インタビュー集。

▼登場する方々
島田潤一郎:ひとり出版社「夏葉社」代表。不器用な生き方を綴った『あしたから出版社』がロングセラー
pha:元“日本一有名なニート”。近著『パーティーが終わって、中年が始まる』が大ヒット中
佐々木典士:ミニマリスト。『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』が世界累計80万部突破のベストセラー
ファビアン:芸人。吉本興業の第一芸人文芸部で活動。著書はショートショート小説『きょうも芸の夢をみる』
田中 弦:Unipos社長CEO。「人的資本開示のマニアック報告会」で上場企業経営者が大注目する異色の起業家
下平尾 直:ひとり出版社「共和国」代表。文化批判的な書物を圧倒的な熱量で刊行する、存在感際立つ版元

【目次】
立派な人みたいに思われることもあるけど、基本はしょうもない人間なので・・・島田潤一郎
「俗な自分」を肯定する/中1から人生やり直したい 他

人からの評価はその人がそう思いたいだけであって、たまたまだよね、と思ってしまう・・・pha
役に立たないインターネットが好きだった/親と通じ合えなくても自己肯定感は持てた 他

モノを捨てまくったら「何者かふう」になれたけど、いまはどんどん普通になっていく・・・佐々木典士
「結婚できないですよね」と言われてきた/就活3年やって、自殺寸前に 他

強くありたいんです。テレビに出てくる人たち見てたら強い人に憧れるじゃないですか・・・ファビアン
自分の本名を知って「人生おもろー」と思った/「生きづらさ」の感覚がわからない 他

宇宙でぼくしかやらないようなことをひたすら寝ずにやってたら、「わらしべ長者きたぞ」ってなった・・・田中弦
インターネットを「オタクの遊び」にしたくなかった 他

最近は達観してきたというか、批判でもなんでもご自由に、こちらは自分を笑いながらやってます、という感じかな・・・下平尾直
「底辺から」世の中が見えてきた/自分を阿呆にする精神を持っていたい 他

【著者】
月と文社
「日常をもっと、味わい深く」をコンセプトに、読むことで自分と対話したくなるような本づくりを目指して、2023年に設立した出版社。代表の藤川明日香は25年勤めた日経BPで主に雑誌の編集に携わり、米国のライフスタイル誌の日本版『REAL SIMPLE JAPAN』の編集者や、『日経WOMAN』編集長などを務めた。独立後に出版した書籍は、東京を舞台にした大人向け絵本『東京となかよくなりたくて』、独自の軸を持って生きる女性のインタビュー集『かざらないひと 「私のものさし」で私らしく生きるヒント』。