「僕の作った彫刻と交わってくれ」と懇願されましても 様子のおかしい天才彫刻家は運命のミューズに愛を刻む

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あらすじ

「僕以外のモノを咥える君は、美しくも残酷だ」

美術館で勤務して三年目のイヴリンは春に開催予定の企画展の補佐として関わることに。
しかも今回行われるのは稀代の天才と呼ばれる彫刻家ユリウス・ファン・エッセンの企画展!
期待と緊張でいっぱいになりながらも迎えた顔合わせの日、イヴリンの前に見知らぬ美男子が現れ……
――“どうか、僕の作った彫刻と交わってくれませんか”!?

初恋である肖像画の女性にそっくりらしく、理想の女性像の彫刻を作るために協力してほしいと懇願するユリウス。
はじめはもう関わりたくないと思っていたイヴリンだったが、彼の新作を見たいという気持ちもあり――。