30歳からの算数エントリー それは「想像と工夫のこころ」を思い出すこと
購入した作品の読み方あらすじ
定理無用、方程式無用。奥が深くて楽しい「数と形」の世界。
人狼×狼=怪人
この式の「人」「狼」「怪」には、それぞれ0~9が入ります。
それぞれどの数が入りますか。
算数と数学の大きな違いのひとつは、算数では文字や四則計算以外の記号は使わないこと。定理や公式の暗記も必要なし。
図や方程式を使っても解けない問題も。こうした問題の多くは特定の解法がなく、ひたすら試行錯誤を繰り返していく。
そんな算数に魅了された著者が、オリジナルを含むとっておきの問題を紹介し、解法を詳しく解説。「算数の楽しさ」全開の67問!
【目次】
I シンプル、しかし奥が深い計算の世界
02[メイクテン]答えが10になる式を作るには?
12[概算]光は音よりどれだけ速い?
II 定理無用、試行錯誤の丸・三角・四角
14[マッチ棒パズル]マッチ棒でできる長方形の数は?
23[三角数]三角に並べた碁石の数は? 他
III 方程式無用、解けるかどうかは工夫次第
29[割合]お店がつぶれた理由は?
39[約数]開いているロッカーの数は? 他
IV 見えない形、必要なのは想像力
42[展開図]展開前の立体を想像すると?
49[まわりの長さ]重なった正方形のまわりの長さは? 他
V 数式マジック、カギは条件整理・規則発見
57[マジック]だれかの誕生日を当てるには?
58[和と積の規則]式の穴にあてはまる+-×÷は?
60[ダイヤグラム]2人がすれ違うのはいつ? 他
VI 明治・大正・昭和初期、時代を反映する算数
63[線分図]志願者の総数は何人?
64[割合]1ポンドは20シリング、費用の総計はいくら?
67[和差算]陸軍海軍の負傷者は、それぞれ何人? 他
【著者】
後藤卓也
1959 年、愛知県に生まれる。東京大学教育学部教育学科卒、同大学院教育学研究科博士課程修了。大学院時代から学習塾啓明舎(現啓明館)の講師として中学受験の算数・理科を指導。1988 年から3年間のドイツ(西ベルリン)留学を経て、啓明舎に復職。2022 年1 月まで塾長を務める。退職後、オンライン個別指導「GoToNext」を起業。小学生に算数・理科を教えるかたわら、新聞や雑誌などで算数や教育に関するコラムを執筆している。