保健室の先生に聞く 気になるあの子、気になるあのこと

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あらすじ

子どもの行動や保護者への対応に困っていたら、看護師で学校心理士のカリスマ養護教諭、澤先生に聞こう!

子どもの心身両面に対応する保健室の先生は、日本独自の存在です(海外では役割が分かれるのが一般的)。高い専門性の他に担任教師が行う教育相談に同席することも多く、先生を悩ませる「あの子」や保護者に対して経験を豊富に積んでいます。教師の経験不足や自己流の対応で困り感を増大させてしまう前に、多数の事例から解決のヒントを得て、一番困っている子ども本人の支援に向かうための一冊。
養護教諭はもとより広く担任、管理職の参考になる好著です。

【目次】
I 特別な配慮を要する子ども
1 怒り
解説・怒りはストレスに対する生物的な反応
2 不適切な行動
解説・「行動」の意味を分析して対応する
3 コミュニケーションの課題
解説・不得意を知り、柔軟に対応する
4 問題行動
解説・行動の背景にあるつらさを理解しよう
I全体解説・発達の違いを頭に入れて認め育てる

II 子どもの心の揺れと身体
1 ストレスと行動
解説・その行動に至るつらさを理解する
2 自己肯定の困難
解説・思春期時期の不安定さに対応する
3 つらさの回避
解説・自尊感情を高め、不適切な行為を遠ざける
4 愛着の課題
解説・愛着の課題を抱えた子どもたち
5 不登校
解説 どの子も取り残さない教育を
II全体解説・自己否定する子どもたち

III 保護者への対応
対応が難しい保護者
IV 教師の姿勢

【著者】
澤栄美
昭和33年生まれ。国立熊本病院附属看護学校卒業・熊本大学養護教諭特別別科修了。
昭和56年4月より38年間、熊本県及び熊本市の養護教諭として小中学校に勤務。熊本市養護教諭会会長等の役職を歴任し、平成31年3月定年退職。現在、熊本市市立学校養護教諭初任者研修指導講師。
平成25年文部科学大臣優秀教職員表彰の他、教育、学校保健分野での表彰多数。
日本学校心理士会熊本支部、JKYBライフスキル教育研究会、日本協同教育学会所属。養護教諭一級・看護師の免許と学校心理士資格を有する。