この身体がつくってきた文明の本質
ルイス・ダートネル/東郷えりか 3,190円
あらすじ
身体を持った生物としての人間が、いかに文明をつくってきたかを壮大なスケールで描く大作。『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』と『世界の起源』に続く3部作の終巻。
「肉体」をもった「生物」としての人類の壮大な歴史!
人間には肉体的な壁があるからこそ歴史はつくられた。
「身体」から初めて世界史を総合的に解き明かした名著!
ベストセラー『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』で始まる3部作の最新作。
疫病、人口問題、遺伝的変異、アルコール・カフェイン・薬物、長子相続、認知バイアス……。
歴史を動かした身体性!
本書「はじめに」より
本書では、人類の歴史の奥深くまで潜り、文化や社会、文明に人間の根本的な特徴がどのように現われていたかを探ることにする。ヒトの遺伝子や生化学、解剖学、生理学、心理学上の奇妙な癖がどのように発露してきたか、そして一度の重大な出来事という観点だけでなく、世界の歴史で終始一貫して長期に見られた傾向の結果や波及効果が何であったかを探究したい。……ヒトの体の特徴は、僕らが互いに学ぶ慣習や行動、技能などの人間の文化的発展に、もっと微妙な方法でも影響をおよぼしてきた。
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