平和と危機の構造
高坂正堯 著 1,210円
あらすじ
政治及び経済の秩序の問題についていくつかの理論を検討する際、常に歴史の光をあててみたい。
歴史抜きの理論は危険で、大体のところ害をなす――
核と内戦、不安定化する国際金融、移民の増大と反発。我々は目の前の変化をどう捉え対処していくべきか、歴史的視野から考察する。
国際政治学の泰斗が最晩年に著した平和への指針。
はじめに
第1章 複合波としての歴史変動
第2章 核革命の意味
第3章 内戦の時代
第4章 冷戦後のヨーロッパ
第5章 自由貿易の理論と現実
第6章 「競争力」という妄想
第7章 相互依存とその危険
第8章 アメリカ衰亡論について
第9章 アジア・太平洋圏の台頭
第10章 アジア・太平洋圏のセントラル・バランス
第11章 文明間の摩擦・抗争・積極的変容
第12章 固定観念を避けて
解説 中西 寛
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