聖書の解剖図鑑
山野貴彦/飯嶌玲子 1,980円
あらすじ
はじめに、神は天と地を創造した――
世界一のベストセラー、聖書はその言葉からはじまります。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の根底にあり欧米社会の基礎を築いた書物、聖書。
聖書を読んだことのない方でも「アダムとエヴァ」「ノアの箱舟」「バベルの塔」といった言葉はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。
聖書に書かれた内容は文明のはじまりから帝政ローマ時代前期に至る壮大なものですが、大きく分けると「旧約聖書」と「新約聖書」の二部構成となっています。
旧約聖書は「神さまと人間の旧(ふる)い約束」を意味し、人類誕生から古代イスラエルの民と呼ばれる人々の歴史物語が書かれます。
新約聖書は「神さまと人間の新しい約束」を意味し、イエス・キリストの登場と伝道、イエスに付き従った弟子たちの物語が語られます。
本書では旧約聖書を43、新約聖書を35の項目に分け、物語の概略を解説します。
アダム、エヴァ、ノア、アブラハム、マリア、イエス…
様々な登場人物たちが神さまと約束しながら紡ぐ物語を、美しいイラストとともにひも解きます。
この一冊で聖書に記された物語の大筋を把握することができますが、ぜひ実際に聖書のその箇所にあたっていただけましたら幸いです。
汲めども尽きぬ泉のような聖書がまるで「私たちの物語」として身近に感じられるはずです。
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