学研・進学情報 2024年秋号

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あらすじ

(1)視点・インタビュー:コンピューターは人間をどこに連れて行くのか?(岡嶋裕史・中央大学教授)・・・・・・コンピューターという科学技術は現代社会に広く普及し、その影響力は増し続けている。近年はSNSやAIが登場し、私たちの生活をさらに変えている。今回は、コンピューターの科学技術と社会の関係性を独自の視点で深く考察している中央大学の岡嶋裕史教授に、AIの今後、現代で考えるべき社会的な論点について語っていただいた。 (2)特別レポート:2025年度入試に向けて「小論文対策研究会」まとめ・・・・・・2024年度入試小論文の出題を見渡す中で際立ったのは、「AI」を論じる新たな視点、「多様性」への批判的考察の深化、「エビデンス・数値化信仰」へのアンチテーゼという3テーマである。これらを概観することで、25年度入試に向けた対策の手がかりとしてみる。 (3)特別レポート:福島大学行政政策学類の小論文・・・・・・高大接続を考える上で、大学教育の内容が最もよく反映されているのが小論文である。福島大学行政政策学類では、平成12 年度入試から24 年間にわたり、現代社会のあり方や課題を深く考察させる質の高い小論文の出題を行い続けてきた。今号ではこうした出題をする意図や受験生に求めるものをレポートする。 (4)特集:データで見る総合型選抜・・・・・・ここ数年、総合型選抜での入学者が増えているが、学校推薦型選抜に比べ、選抜方法は多様で、つかみにくいところがあるのも事実だ。そこでアンケート調査のデータから総合型選抜の実態に迫ってみた。 (5)特別レポート:東京・八雲学園中学校高等学校の探究活動・・・・・・八雲学園中学校高等学校は、充実した学校行事をもとに、実感の伴った探究活動を展開してきた。今年度より探究活動の基本的な進め方を手軽に学べる「学研探究 映像基礎講座」を導入し、改めて探究の意義や狙いを生徒・教員の間で共有を図り、さらに活動を深化させている。 (6)小論文ブックポート:『マンガでわかる!小論文 書き方のルールとコツ編』・・・・・・小論文といっても、何から手をつけていいかわからない、そもそも書き方を知らない。初めて小論文に取り組む高校生からはこんな戸惑いの声がよく聞かれる。これは小論文を指導する先生方に共通の悩みでもあるが、このような小論文初心者にもってこいの一冊が今回取り上げる『マンガでわかる!小論文 書き方のルールとコツ編』だ。