neoコーキョー2 アプリの地理学
購入した作品の読み方あらすじ
――あなたはホーム画面にアプリをどんなふうに並べていますか?30人のひとにアプリの配置のしかたについてインタビューしたなかから、10本を源泉した記録集。
――あなたはホーム画面にアプリをどんなふうに並べていますか?
30人のひとにアプリの配置のしかたについてインタビューしたなかから、10本を源泉した記録集。
アプリの話をきいていたはずが、思わぬ方へと話はひろがって、それぞれの人がもつ固有のトーンや細やかなこだわりが見える本になりました。
ファミレスや、道ばたでてきとうに話しているような気楽な会話でありながら、読んでいるといつの間にか、いつも考えていることとは違う場所にたどりついているような。そんな本です。自分のスマホの使いかたと比べながら読んでみてください(ガラケーを使っているかたも、スマホってこんなものなのかとおもいながら読んでもらえたら)。
「地理学」というタイトルをつけたのは、身の回りのモノの配置(=地理)って、自分で主体的にコントロールしているところもあれば、反対に、モノの配置に動かされているところもあるよなと常々感じているところがあったからで、アプリの配置にもそういうところがあるんじゃないかとおもったからです。
Spot.1から続いて、多彩な連載陣による「占い」「漫画」「絵巻物」あり!
時代をギュッと閉じこめた保存版!
【目次】
はじめに:ミクロな差異をひろう
アプリの地理学 Noontide
#1 ポケモンを乱獲するWEBディレクター
#2 哲学からBTSまで語れる噺家占星術師
#3 建築科出身照明デザイナー
#4 もうすぐ子供が生まれる製薬会社社員
#5 ラップするイラストレーター
マンガ
鮎川奈央子「ここ草っぱらキック」 第2話 僕はこう
占い&コラム
SUGAR「失われた世間を求めて」 第2回 騒動師
世間をひろげる十二星座ラッキーモチーフ??騒動準備する日雇労働者編
絵巻物
林丈二「ボクは林丈二の思考です」 第2回 映画『シェーン』の悪役ジャック・パランスからひきだされた思考
アプリの地理学 Sunset
#6 朝から晩まで下町の定食屋で働く実直店長
#7 気分転換に鉄道時刻表を読むテレビマン
#8 クリエイターのハブとなる美容院
#9 組織の境界をまたぐデザイナー
#10 暗渠のヘドロに飛び込んだ美術家
Booklink
【著者】
辻本達也
創作、出版。松谷書房代表。1989年大阪生まれ、埼玉県さいたま市出身。2012年、スマートフォンゲーム開発会社に入社。2013年、Twitterで「ワークショップ」と検索し出てきたものに片っ端から参加する。2015年、介助の仕事を始める。2016年より、演劇団体「マームとジプシー」の演劇に継続的に出演。2020年、出版社「松谷書房」を立ち上げる。