なぜ外国人に「ちゃんと」が伝わらないのか-日本企業で外国籍人材に力を発揮してもらうために-
あらすじ
外国人社員についての悩みはこれで解決! そして、日本のグローバル化は明るい未来そのものになる
■インド人にとって月4回の遅刻は「“ちゃんと”時間を守っている」という認識
■インドネシア人にとって工場のルールは半分守っていれば「“ちゃんと”ルールを守っている」という認識
本書著者の経営する株式会社エイムソウルの調査によると、業務における基準(モノサシ)は国によって大きく異なっています。しかし、このような違いを理解しないまま、急に外国人社員のマネジメントを任された管理職は戸惑うことになります。「ちゃんと時間を守って/ちゃんとルールを守って」と指示しても、その「ちゃんと」の基準が大きく異なるからです。
このようなトラブルは一部の企業で起こっていることではありません。いまや大企業の83.3%が外国人採用をしており(ジェトロ調査2023年)、工場など一部の職場では過半数が外国籍人材ということも。急激な変化に、管理職や受け入れ部署は戸惑ったり、不満を感じて後ろ向きな態度をとってしまう事象が頻発しています。
本書では、それらの問題を解決するための考え方や具体的な方法を、外国人採用で広く使われる適性検査CQIに蓄積された世界110カ国・地域の人材ビッグデータの分析結果や、著者の海外赴任時の経験などをもとに解説していきます。
また、巻末には各分野でグローバル化、ダイバーシティ&インクルージョンを推進する方々へのインタビューを掲載しました。
【インタビューでお話を伺った方々】
米倉誠一郎(一橋大学名誉教授)
奥田久栄(JERA代表取締役社長)
中村岳(レアジョブ代表取締役社長)
佐藤朋也(ヒューマンホールディングス代表取締役社長)
小林景子(パソナグローバル事業本部副本部長)
柴崎洋平(フォースバレー・コンシェルジュ代表取締役社長)
杉田昌平(Global HR Strategy代表社員弁護士)
廣瀬俊朗(元ラグビー日本代表キャプテン)
森本千賀子(morich代表取締役社長)
志村季世恵・志村真介(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)
正木郁太郎(東京女子大学准教授)
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