文章は、「転」。

購入した作品の読み方

あらすじ

■朝日新聞の名文記者による、
相手の心に響く文章を書けるようになるための
「感性の鍛え方」を解説する本。

■AIに「起」「承」は書けても、「転」は書けない―。

これからの時代は誰でもAIで文章を書けるようになります。
しかし、AIには「起」「承」は書けても、「転」は書けません。

なぜなら、ある事象に直面して、自分がどう感じ取ったか、
なにを考えたか。そこが転になるからです。

だから本質的なのは〈自分〉です。要は、〈生き方〉です。
自分は、いままでどう生きてきたのか、そここそが、問われる。

■数多ある文章術に関する書籍の中でも、
本書は文章を書く前提として、ものを感じる力、
五感を鍛えることの大切さに焦点をあてています。

「文豪の五感を味わう名文」や「著者が添削した例文」など
を多数掲載し、具体的にどこをどう直すと読みやすくなるのか、
相手の心をうつのか、わかりやすく解説します。

■また本書は
「感性を磨くことで、生きることが楽しくなる」
ことに気づく思想書でもあります。

「世界は美しく、人生は甘美だ。」
仏陀は、亡くなるときにそう言った。

この本の最終的な目的も、そのつぶやきを発する自分を、
予感することにある。

さあ、言葉によって世界の解像度を高くする
「感性の筋トレ」を始めてみましょう。

■目次
・第1章 前提篇 型を覚えるストレッチ
・第2章 準備篇 感性は鍛えられる
・第3章 理論篇 名作で味わう文豪の五感
・第4章 実践篇 ある日、文章塾にて
・第5章 応用篇 感性を磨く習慣づくり
・おわりに
出典一覧