老人の知恵
あらすじ
タブーなし、忖度なし。
知の巨人×日本を代表するジャーナリスト 初対談が実現!
戦争を知る最後の世代として、これだけは言っておきたい。
戦争体験。高度経済成長期。バブル崩壊後、1990年代からの経済停滞「失われた30年」。超少子高齢社会。この社会の居心地の悪さの原因は何なのか。そんな日本を活性化させるにはどうすればいいのか。人間にとって「生きる」とは、「老い」とは、「死」とは――。
解剖学者としての知見をベースに医学・生物学などの知識を交えて社会のあらゆる事象を読み解く「知の巨人」と、活字と放送の両メディアで精力的に取材活動を続ける「日本の生き字引」ともいえる稀代のジャーナリストが、縦横無尽に語り合う。
【本書の主な内容】
●腰が痛い、肩が凝る、年寄りの文句が増えてきました
●虫の世界は人間社会に何が起きても変わりません
●敗戦の日の夜、明るい街を見て戦争が終わったことを実感
●タブーに切り込まなければ戦時中と同じじゃないか
●震災後の日本がどうなるか『方丈記』を読むとよくわかります
●国の大きな転換期には必ず大規模な自然災害が起きています
●自国ファーストは鎖国への第一歩ではないか
●チャレンジする人間を育てられない、それが日本の大問題
●負けるとわかっている戦争になぜ反対できなかったのか
●日本には明治維新からのストレスが残っているんです
●薬不足、車の不整備、原因はつながっているのです
●男性に同化せざるを得ない社会って、どうなんだろう
●神って定義できないもの。一人一人が持っていればいい
●僕のお爺さんの現世はビールに落ちたハエかもしれない
●できると思えば必ずやる。それが日本人の悪いクセでもある
●虫の減少と少子化の問題は似ている。どっちも原因がわからない
●人間関係だけで世界が完結したら、たまったもんじゃない
●論破することにどんな意味があるのかなあ
●日本人はいつからものづくりの精神を忘れたんだろう
●定年前に辞めたから今の自分があると思います
●スマホもパソコンも社会とのお付き合いのためです
●80歳過ぎたら我慢しないで好きに生きたらいいんですよ
●老い方は人それぞれ、他人と比べても仕方がないんです
●健康診断より大事なのは、体の声に耳を傾けること
●高齢者だから猫を飼うなというのは余計なお世話
●死んだあとのことは今考えても仕方ない
ほか