ヴァイオリン・ヴィオラ奏者の体のゆがみと顎関節症

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あらすじ

雑誌掲載で大きな話題を呼んだ歯科医が語る“弦楽器奏者と体の関係”
大幅に加筆・修正して、単行本化

■演奏は肉体を使ったパフォーマンスである
■ヴァイオリン・ヴィオラ演奏も健全な肉体の上に宿る
■体の異変・不調を放っておくことはできない
■原因解明と対処法を伝授
■プロ演奏家、音楽大学教師、弦楽器指導教室指導者との対談も収録

プロ・アマを問わず、ヴァイオリン・ヴィオラを弾く人々には、体調の不良を訴える人たちは多い。
しかし原因はわからず、個々が対処療法でこなしているケースがほとんどだ。
本書は、その原因を顎関節症という症状によることを突きとめている。いかにしてこの症状を乗り越えたらいいのか、あるいは広がる弦楽器の教育現場で、どのようなことに注意したら、その後の体調不良を防ぐことができるのか、弦楽器奏者にとって啓蒙・啓発の書である。
本書の後半は、プロのヴァイオリニスト、音楽大学の指導者、リハビリテーションの専門医師、そして著者の座談会を掲載している。
色々な視点での指摘、忠告は、弦楽器にかかわる多くの人にとって、大いに参考になるだろう。
とは言え、日本では、音楽生理学なるものはまだ存在していない。本書は、そのスタートになるはずである。