妖魔の棲む蔵 完本版

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あらすじ

哲平は大学四年生。学生時代最後の正月を実家で過ごすため、二年半前ぶりに帰省した。実家に向かう途中で、隣家の老人から今夜蔵に来るよう言われた。行ってみると、扉が少しだけ開いていた。その隙間からなかをのぞいた瞬間、哲平は目を見開いた。揺らめく蠟燭の炎のなか、全裸の女がいたのだ。布袋をかぶせられ、顔はわからない。さらにそこには老人の褌姿があった。わけのわからないまま、哲平は謎の女性で初体験をはたす。だが、やがて想像を絶する事実を知ることになり……。悪魔的な快楽と禁断のオルガスムス!

葉月奏太(はづきそうた)1969年、神奈川県横浜市生まれ。2011年に『密会 濡れる未亡人』(竹書房ラブロマン文庫)で長編デビュー。2014年に『二階堂家の兄嫁』で「21世紀最強の官能小説大賞」優秀賞を受賞。

目 次
第一章 胎動
第二章 背信
第三章 疑念
第四章 幽閉
第五章 激震
第六章 崩壊