濡れる夕日の温泉郷 下巻
購入した作品の読み方あらすじ
哲朗は高校を卒業後、家業の温泉宿で義姉の紗弥を手伝っている。彼は義姉を密かに想っているが、その恋心は胸に秘めていた。ある日、この温泉街の支配者である悪徳不動産屋の和磨がやってきて、未亡人の朱音が経営する隣のスナックに入った。哲朗はある噂をたしかめるため、朱音の自宅がある裏手にまわると、寝室で彼女と和磨がセックスしているのを目撃する。朱音は生きていくため、和磨の愛人になったのだ。童貞の哲朗は反発しながらも、激しく興奮した。その和磨が紗弥にも触手をのばしてきた。逆らえば、この温泉街では生きていけない。そこに一台のオートバイが爆音を響かせながらやってきて――。まるで西部劇のような展開にして、少年が大人たちによって成長する青春官能!
葉月奏太(はづきそうた)1969年、神奈川県横浜市生まれ。2011年に『密会 濡れる未亡人』(竹書房ラブロマン文庫)で長編デビュー。2014年に『二階堂家の兄嫁』で「21世紀最強の官能小説大賞」優秀賞を受賞。