もしも織田信忠が本能寺の変を生き延びていたら… 1
潮美瑶/MBビジネス研究班 988円
あらすじ
【書籍説明】
織田三位中将信忠は織田信長の嫡男である。
もしも、信忠が本能寺の変で死なず、生き延びていたら、織田政権はどうなっていただろう?
間一髪、謀反軍の襲撃を逃れた織田信忠は近習頭石川吾介とともに大坂に向かった。
大坂には、異母弟織田信孝・従弟津田信澄・重臣丹羽長秀が軍団とともにいる。
謀反を起こしたのは織田軍団一の智将明智光秀。
信忠は信じられなかった。
信忠は信孝軍や羽柴秀吉軍と協力して明智光秀軍と戦ったが、明智軍はあっけなく敗退し、光秀は死んだ。
信忠は織田軍団をまとめ、父の野望を継いで天下一統を成し遂げようとした。
しかし、一旦は織田家に服属した各地の諸侯は、「天下人織田信長の死」を知ると反旗を翻した。
関東の北条氏・越後の上杉氏らが織田の領土に侵攻した。
信長の信頼厚い同盟者の徳川家康も、これを好機として領土拡大に走った。
嫡男信忠は七年前に信長から家督を譲られていたが、改めて織田軍団総帥となった。
だが、その異母弟三七信孝が「明智光秀をそそのかして謀反を起こさせたのは信忠ではないか?」と疑い出した。
信孝の疑惑は噂となって流れ、信孝は筆頭宿老柴田勝家を味方にして、異母兄信忠を織田軍総帥の座から引きずり降ろそうと企み始めた。
【目次】
本能寺襲撃
織田家総大将
謎の騎馬隊
危機脱出
中国大返し
天王山の戦い
湖水渡り
安土城炎上
家康出陣
異母兄弟
岐阜城会議
疑惑の黒雲
野望の覚醒
噂は凶器
お市の方