ペットの命と生きる本

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あらすじ

ペットへの無条件の愛を知り、
永遠の絆を深めるために、
私たちが心がけたいこと、実践すべきこととは?

ペットとの別れを受け入れ、
ペットの命と生きるために、
トライアングルケアの扉を開いてみよう。

本書では、ペットとのつらい別れを受け入れ、そして新しい命を迎えるための取り組みとして著者が提唱する「トライアングルケア(ターミナルケア、グリーフケア、スピリチュアルケア)」という3段階のアプローチを紹介。ペットの終末期から死後までのケアを適切に行い、ペットとの永遠の絆を深めるために必要な知識や考え方、実践法を詳しく解説。


【目次】
第1章 命の終末に寄り添うターミナルケア(終末期ケア)
1 ターミナルケア(終末期ケア)とは
  痛みの管理/メンタルケア/環境の整備/ターミナルケアには飼い主に対するサポートも含まれる
2 ターミナルケアの目的
  家族で事前に話し合っておくことも大切
3 ペットの苦痛はわかりにくい
  生き残るため/社会的地位を守るため/飼い主への配慮/ひと目でわかる苦痛は特に要注意/苦痛を正確に把握し、適切な処置を受ける
4 ペットの苦痛のサインとは
体に現れる変化(生理的サイン)/行動に現れる変化(行動的サイン)/日頃からよく観察し、少しでも変化があればすぐに対応する
5 痛みを評価するメリックチャート
6 終末期の苦痛を取り除く介助
  環境を整える/排泄の介助/飼い主とのふれあいは不可欠
7 ペットを癒すヒーリングタッチ
  ヒーリングタッチの手順/ヒーリングタッチに期待する効果
8 ホリスティック獣医学
  健康を多角的に捉え、さまざまなアプローチを統合する
9 免疫力を引き出す治療と生活習慣
免疫細胞療法/リラックスできる環境を整える/食事と栄養
10 苦しみから救う安楽死という選択
  安楽死を選択した事例/安楽死を検討するときの留意点/亡くなったペットは飼い主が苦しむことを望まない

第2章 命の終末を受け止めるグリーフケア(祝別ケア)
1 グリーフケア(祝別ケア)とは
  グリーフケアのプロセスは幅広い
2 グリーフケアの目的
  温かい記憶を心の糧とする
3 グリーフケアを行うときの注意点
  悲しみの深さは人によって異なる/ペットの死に対する子どもの反応/声がけとふれあい(ケアハグ)/悲嘆の極みにある人への対応と注意点
4 ペットから飼い主へのメッセージ
5 ペットロスを乗りこえる4ステップ
  ステップ1 喪失の事実を受け入れる/ステップ2 悲しみと向き合い、徐々に乗りこえる/ステップ3 ペットのいない日常に慣れる/ステップ4 失ったペットを心において生活する/急がずに自分のペースで進んでいく
6 グリーフケアの事前準備
  ペットの葬祭場を調べておく/死後の手続きを把握しておく/情報収集とペットロス体験の共有
7 ペットの旅立ちを受け入れる祝別式
  魂の旅立ちを祝福する/感謝の思いをかみしめて、祝別の手紙を書く
8 生前に近い姿でお別れするために
  遺体を清める/遺体を安置する
9 悲しみのプロセス
  ショックと否認/怒り/取引/抑うつ/受容
10 グリーフケアの今後の展望
  命の循環
11 飼い主や仲間を失ったペットへの配慮とケア
  飼い主が亡くなったらペットはどうなる/ペットの悲しみについて私たちは何を知っているのか/ペットの悲しみの兆候/悲嘆に暮れるペットへのサポート/愛する存在の遺体をみせる/悲しみは成長の旅/同居ペットの死も悲しむのか
12 ペットに