世界の果てまで行って喰う―地球三周の自転車旅― 無料お試し版

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あらすじ

ジャングル、砂漠、市場、戦闘地域で――口福至極! 胃袋直撃の五つ星食旅記。

世界一周では満足できぬ。ペダルを踏んで踏んでトータル地球三周じゃあ(今なお更新中)。キューバでぷるんぷるんの丸焼き豚をフハフハ、松茸の極楽浄土ブータンでムハムハ。甘い水の桃源郷に遊び、トラックドライバーと串肉にむしゃぶりつく。天国メシと地獄メシ、心震える涙メシをみずみずしい筆で綴るとびきりの胃袋旅行記。

自転車旅はグルメ旅だ。全身運動でとことん腹を空かせ、食事のたびに叫びたくなるような絶頂感を味わう。一種の飢餓状態のあとに食べ物を喰らう恍惚、快感、そういったものに魅了され、いつしか走るために喰うのではなく、喰うために走っている、という雰囲気になってきた。飢えた自転車野郎にとって「食」は最大の娯楽であるばかりか、もはや目的なのだ――。初めての著作『行かずに死ねるか! 世界9万5000km自転車ひとり旅』が12万部超のベストセラーになった石田ゆうすけ氏はそう言います。そして、無帰国で7年半かけ87ヵ国を走り抜けた後も、結婚してかわいい子どもに恵まれたあとも、自転車ひとり旅は終わっていませんでした。地球三周! の食べ歩きで出会った、とびきりの「肉」「魚」「野菜」「米」「麺」「フルーツ」「水」を紹介する2024年10月新刊から、「アメリカで口を開けていたピーナッツバターの沼」「暴風吹き荒れる南米の荒野で出会った“高級食パン”」「ウズベキスタンの大草原で思わずのけぞった朝食」「“世界一のパン”はモロッコの焼きたてバゲットかもしれない」のパン4部作に加え、「はじめに」と「ブータンで松茸の極楽浄土を目指して」を特別無料配信します。さぁ、食を巡る旅に出かけませんか!

*本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。

≪目次≫
はじめに 喰って喰って喰いまくって地球三周

第一部 世界の果てまで行って喰う
まずは水の話
【1 】ユカタン半島のジャングルで“命の水”にたどりつく
【2 】世界の果てに見つけた“甘い水”の桃源郷
【3 】ギニアの密林地帯でハッとした“泣ける水”
お次は米の話
【4 】アラスカで米は買えるのか? だとしてそれはうまいのか?
【5 】ブラックアフリカで“ごましおご飯”にノックダウン
【6 】ペルーで食べ続けた“銀シャリ”の恐怖
【7 】台湾で人情がしみ込んだ“池上米”に泣く
そしてパンの話
【8 】アメリカで口を開けていたピーナッツバターの沼
【9 】暴風吹き荒れる南米の荒野で出会った“高級食パン”
【10】ウズベキスタンの大草原で思わずのけぞった朝食
【11】“世界一のパン”はモロッコの焼きたてバゲットかもしれない
あるいは麺の話
【12】ベルギーで「ジャパニーズ・ラーメン」の布教者となる?
【13】本場イタリアで出会った衝撃のカルボナーラ
【14】カザフスタンの家庭で味わった溶けるスパゲティ
【15】ユーラシア大陸のど真ん中で泣きながらすすった麺
さらに野菜の話
【16】メキシコで愛し、チリで閉口し、タイで驚いたパクチー
【17】アフリカの「オクラかけご飯」と大地の力
【18】夏のトマトといえばマケドニアなのですが
ちょびっと魚の話
【19】忘れられないザンジバル“母の魚料理”
【20】マリの市場で小骨だらけの魚と解放感を味わう
お待たせ肉の話
【21】パタゴニアの山中で“世界一の肉”にかぶりつく
【22】中央アジアのトラックドライバーが食べるハラショーな串肉
【23】イスラエルの戦闘地域で