決断 パナソニックとソニー、勝負の分かれ目

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あらすじ

昭和の日本経済を牽引した松下電機産業(現パナソニックホールディングス)とソニー。
世界で圧倒的な強さを見せていた両社は、「失われた30年」で輝きを失う。
どこで間違えたのか。再生に向けての課題はどこにあったのか。
勝負を分けた「決断」の裏側を日経の取材記者が追う、迫力のノンフィクション。

【本書の主な内容】
・「血い止めんか。死ぬで」――苦戦のビデオ事業、松下幸之助の忠告
・「憧れのソニーを超えた」――スティーブ・ジョブズのつぶやき
・「パナソニックのネットワーク化は、この程度」――大坪文雄の自戒
・「プラズマ以外思いつかない」――止められない投資、7期連続の赤字
・「電池工場を見学したい」――イーロン・マスクからの突然の電話
・「格下のアップルとは組まない」――VAIO現場からの本音
・「いっさい仕事をするな」――特殊任務、「松下・ヤング」作戦
・「1秒で出資を決めた」――大賀典雄も見込んだ伝説のスタートアップ
・「30年間、仕事をしてこなかった」――楠見雄規のメッセージ
・「反対するなら代案を出せ」――紛糾するブルーヨンダー買収、津賀一宏の気迫
・「ソニーを越す」――松下、1年早くゲーム機を発売
・「何を生意気な」――受け入れられなかった安藤国威の訴え
・「幸之助後、成長がない」――中村邦夫、タブーだったリストラに着手
・「頭がおかしくなったんじゃないか」――CMOS開発、鈴木智行の決断
・「これからは『暮らしまるごと』カバーする」――ヤマダHD、パナソニックに挑む
・「ハード屋では時代を先取りできない」――ヤマダ、ライバルアマゾンと手を組む