命の黙示録
阿野似益也(著) 1,320円
あらすじ
医薬品業界の闇に挑んだ問題作!
本書は、製薬業界の裏側を舞台にした人間ドラマの傑作である。主人公の正(ただし)は、外資系製薬会社で働くエリート社員。しかし、リストラ通告により、彼の人生は一変する。旧友の嘉一(かいち)との再会を機に、困難に立ち向かうプロセスの中で、自分たちの生きる意味を見いだしていく。過酷な環境、激しい競争、そして震災による試練が、正と彼の仲間たち、そして家族を待ち受けていた。この小説は、製薬業界の複雑なパワーバランスや社内政治、倫理観をリアルに描きながら、登場人物たちの成長と葛藤を詳細に描写している。物語の舞台は日本の地方都市。地域社会の絆が深く描かれている。地方の風景や文化が生き生きと描かれ、都市部とは異なる視点から日本社会の問題にも切り込んでいる。さらに、この作品は日本の医薬品業界の根深い問題にも鋭く迫る。業界内の腐敗や不正が描かれる中で、正たちは真実を追求し、最後には爽快な逆転劇を見せる。本書は、絶望の中にも希望を見出す人々の姿を描き、読者に深い感動と共感を呼び起こす。
【目次】
第一章 盛岡での再会
第二章 二人の出会い
第三章 正の道
第四章 嘉一の道
第五章 震災と決意
第六章 学位の壁
第七章 社内政治
第八章 頭痛と父からの手紙
第九章 祖父母達の思い出
第十章 誰のために生きるのか
第十一章 裏切りの連鎖
第十二章 新しい道
第十三章 正義の力
第一四章 ある春の日
【著者】
阿野似益也
北海道札幌市出身。外資系製薬会社を経て法人設立、代表取締役。働きながら理系の博士と経営学修士(MBA)を修得。