神隠し怪談

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あらすじ

異界の住人が蠢く恐怖譚

「あのおじいちゃんたち、血が通ってないみたい」
隣室に住む不気味な男たちとは―― 「老人」たち

あのとき迷い込んだのは――
彼岸の不思議と恐怖を描く異世界怪談


沖縄は此の世と彼の世が混じり合い、精霊や妖怪がすぐそばに蹲る土地――沖縄に住み土地の怪談を書き続ける著者による、異世界に迷い込んだ不思議と恐怖譚を再録含めて収録する。
・囲炉裏の赤く燃える炎の中から呼ぶのは…「いろり」
・海から漂ってきた黒い靄とともに聞こえる呻き「モーレイ」
・もう向こうに行くことにした、と呟いた祖父は忽然と消えて…「万馬券」
・祭りの日、四辻に立ってこちらを見ている男は一体…「道ジュネー」
・アパートの隣室に住む不気味な集団の驚愕の正体「老人たち」
――など。
見えない世界に誘われ、気がつけば戻れない。そんな異世界の扉が――開く。