察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 15

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あらすじ

聖都へ向かう旅で出会った老女には、恐るべき秘密が隠されていた。ドワーフの国で今、何が起きている? コミック連載も絶好調!

「ルネイアース大迷宮」とマンノームの隠れ里との攻防戦は、
いったん停戦となった。
大迷宮は大きく損傷して地中に沈み、マンノームたちもまた
自分たちのソウルと引き替えに決戦兵器を使用したために全員が昏睡状態となってしまい、
戦いを続けることができなくなったのだ。
一方、ヒカルは、最初にこの世界に降り立ったポーンドの街に戻ってきていた。
急に姿を消したヒカルに対して冒険者ギルドのメンバーは興味津々だが、
それをうまくはぐらかし、ラヴィアが住んでいた旧モルグスタット伯爵邸を探るほか、
ホットドッグを食べたり、いなせなエルフの武器工房を訪問したりと、
この地で知り合った人々と旧交を温めていた。
一方、ヒカルが「ルネイアース大迷宮」で手に入れた、
やたらと軽くて大きい不思議な盾。
ヒカルは衛星都市ポーンドでドワーフのドドロノに鑑定してもらおうとしたが、
どうやらそれは歴史ある逸品らしく、ドドロノの故郷であるドワーフの国
『刻冶鐵国』に運ぶことになった。
刻冶鐵国は、教会の総本山がある聖ビオス教導国のさらに西方にあり、
ヒカルたちとともに戦ったパーティー「東方四星」はビオスの首都である
聖都アギアポールにいるはずだった。
ヒカルはラヴィアとポーラ、ドドロノとともにアギアポールに向けて
出発するのだが、途中で、ドドロノの知り合いで同じくアギアポールを
目指す老女タリスに出会った。
タリスは海洋国家であるヴィレオセアンの出身で、海とともに生きた老女であり、
旅の道連れとしてともに聖都アギアポールへと向かうことになる。
連絡がつかない「東方四星」は心配だが、「ルネイアース大迷宮」での激戦を思うと、
のんびりした旅を楽しむつもりのヒカル。
しかし刻冶鐵国で内乱が起きているとの情報がもたらされ、
さらには老女タリスのとてつもない秘密を知ることになるのだった……。


三上 康明(ミカミヤスアキ):神奈川県出身。2006年『ストーン ヒート クレイジー』でデビュー。シリーズ作品に『学園騎士のレベルアップ!』『限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない』『メイドなら当然です。』など。

植田 亮(ウエダリョウ):イラストレーター。 挿絵、キャラクターデザインなど多方面で活躍中。