天気の不思議を読む力

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あらすじ

アウトドアや登山、冒険の旅でも、日常生活でも、身近な天気を知ることは大切だ。
山や野原で道に迷ったとき、天気の変化の気配を感じたとき、自然はさまざまな手がかりを与えてくれる。
気象の不思議と自然のサインをわかりやすく解き明かす。

未知の世界を探索するための究極のガイドブック。
秘められた天気の世界を楽しく読み解く!

【著者からのメッセージ】
「私のやり方は、画面に映し出される天気図を使わない。木の周りを歩いたり、道を行くときに見つかる手がかりに焦点を当てる。この道は、あまり探検されていないが素晴らしいところ、微気象の世界へと私たちをいざなう。今こそ、小さな発見を喜び、誰も気づかない天気のサインに光を当てるときなのだ。それらは空や風景のいたるところに存在し、見つけられるのを待っている」(トリスタン・グーリー)

【内容】
1 2つの世界
2 秘密の法則
3 空は語る
4 空気を入れ替えたのは誰?
5 風を感じるために
6 露と霜
7 雨
8 森を行く探偵
9 雹と雪
10 霧
11 雲の秘密
12 サインを求めて(寄り道 その1)
13 ローカルな風
14 樹木
15 植物・菌類・地衣類
16 フードゥーに出会う(寄り道 その2)
17 都市
18 海岸
19 動物
20 嵐
21 天空の荘厳
22 私たちの天気

【著者】
トリスタン・グーリー(Tristan Gooley)
作家・探検家。現代の計測機器を使わないナチュラル・ナビゲーションのエキスパート。五大陸で探検隊を率い、ヨーロッパ、アフリカおよびアジアの高峰に登り、ヨットを操って多数の航海を成功させ、小型飛行機を操縦してアフリカや北極まで到達した経験がある。大西洋の単独横断飛行と単独横断航海の両方を成功させた唯一の存命人物。王立航海研究所および王立地理学会フェロー。『ナチュラル・ナビゲーション――道具を使わずに旅をする方法』(紀伊國屋書店)、『失われた、自然を読む力』(エイアンドエフ出版)などの著作がある。

【日本語版監修】
保坂直紀(ほさか・なおき)
サイエンスライター。東京大学大気海洋研究所特任研究員。東京大学理学部卒。東京工業大学大学院博士課程修了。博士(学術)。1985~2013年、読売新聞記者。著書に『海洋プラスチック』(角川新書)、『地球規模の気象学』(講談社ブルーバックス)など。気象予報士。

【翻訳】
東 知憲(ひがし・とものり)
東京外国語大学卒業(米国文学専攻)。アウトドア領域で活動する翻訳者・文筆家。デイヴ・フィットロック『L. L. Bean フライフィッシング・ハンドブック』(翔泳社)、イヴォン・シュイナード『シンプル・フライフィッシング』(地球丸)など訳書多数。