超孤独死社会 【毎日文庫】
菅野久美子 990円
あらすじ
人も遺品も“ゴミ”になる
凄まじい腐臭の漂う部屋で――
私は、亡くなった人々の抱えていた「生きづらさ」が
他人事とは思えなかった。
誰もが自分の死から逃れられない。
気鋭のノンフィクションライターが壮絶な“後始末”の実態に迫る。
各メディアで大反響! 待望の文庫化。
「特殊清掃」とは、自殺や殺人事件などが起きた凄惨な死の現場の原状回復を行う業務全般をさす。そして、そのほとんどを占めるのが孤独死だ。
私たちはいずれ一人になる。孤独死やゴミ屋敷などの壮絶な清掃現場をクローズアップし、死者たちの苦悩に思いを馳せ、特殊清掃人らの生きざまを描き、日本社会が抱える孤独・孤立問題に斬り込んだ渾身のノンフィクション。