夢を叶える訪問看護
あらすじ
「訪問看護師」だからこそ、理想の看護が実現できる!
一人ひとりの患者に寄り添う看護、仕事とプライベートの両立、
思い描くキャリアパスの実現……
現場で輝く7人の成長ストーリーから知る訪問看護師という
職業の真の魅力
患者の治療・療養をサポートして心身の回復や社会生活への復帰を支援する看護師は、
とてもやりがいのある職業です。
ただ病棟勤務の場合、看護師1人が多くの患者を診ることが当たり前のため、
必然的に重症度が高い人に人手や時間を割くことになり、それ以外の患者への対応は手薄になります。
それゆえ看護師のなかには患者に十分なケアを提供できていないと悩んだり、 過酷な労働環境や
人間関係などの問題からモチベーションが保てなくなったりして退職してしまう人も多くいます。
しかし、訪問看護であれば患者の生活や家族構成にも合わせた看護を実現し、
一人ひとりに寄り添うことができると著者は言います。
もともと作業療法士として病棟勤務していた著者は、超高齢社会になり病棟の医療が効率化・縮小化
されていくなか、本当に患者に必要な医療が提供できているのかという疑問を抱きます。
また熱意あるスタッフが理想と現実のギャップや労働環境などの問題に悩み退職していく
病棟勤務の現実にも憤りを覚え、「自分たちでやりたい医療・ケアを提供するには、
自分たちで訪問看護ステーションをつくるしかない」という思いで
自ら訪問看護ステーションを開設しました。
本書ではそこで働く7人の訪問看護師に焦点を当て、それぞれが高いモチベーションをもって、
患者に寄り添いながらいきいきと働く姿を描くことで「訪問看護師」という仕事の魅力について
余すことなく伝えています。
病棟勤務を続けることに不安を感じる看護師や病棟を退職して再就職に悩んでいる人に
ぜひ手に取っていただきたい1冊です。
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