テクノ新世 技術は神を超えるか
日本経済新聞社 1,980円
あらすじ
愛する故人と再会したい、天気を自在に操りたい――
最先端のテクノロジーが可能にする輝かしい未来と、その影に迫る。
テクノロジーは、私たちに様々な恩恵をもたらしてきた。
クローン技術は、亡くなったペットの「分身」との再会を可能にし
ロボットは人手不足を解消する有力な手立てとなる。
一方、技術の発展は新たな争いの火種も呼ぶ――。
哲学者や思想家のインタビュー、2人の作家によるコラボ小説を加え、
最先端のテクノロジーが生み出す光と闇に迫る。
異色の日経新聞連載「テクノ新世」を書籍化。
目次
第1章 岐路に立つ人類
親切なAIは人を衰退させるか
「3人の親」から子ども誕生
インド1億人超「アプリ婚活」 など
「理想郷」装う監視国家
インタビュー
ニック・ボストロム氏/カール・フレイ氏/小林武彦氏
第2章 「神」の領域へ挑む
転生したらクローンだった
あすの天気は人工雨
絶滅防ぐ「ノアの箱舟」を月に
新入りはヒューマノイド など
インタビュー
シェリー・ケーガン氏/マーク・レイバート氏/スティーブン・ケイブ氏/稲見昌彦氏
第3章 国家サバイバル
台湾、有事に「デジタル遷都」
北朝鮮の「電子の監獄」破れ
「ムーンラッシュ」へ号砲
沈むモルディブに水上都市 など
インタビュー
アビジット・バナジー氏/ガイア・ヴィンス氏/マーティン・ウィリアムズ氏
第4章 理想を求めて
AIに善意は宿るか
1日100錠、今日も私は若返る
人間不在の「イーサリアム」経済圏 など
インタビュー
ジェフリー・ヒントン氏/ジミー・ウェールズ氏/蔡玉玲氏/金井良太氏
コラボ小説
「長い豚の話」 円城塔
「サラと気難しい人間たち」 津村記久子
ビジュアルデータ