破ると怖い海の6つのルール
購入した作品の読み方あらすじ
戦慄の【闇】体験!
「怖い場所」超短編小説シリーズがスタート!
2022年映画化『カラダ探し』の著者・ウェルザード最新作!
ある海水浴場に言い伝えられる、海辺の村の忌まわしい記憶を連作小説化!
私の故郷にある海水浴場には、子どもの頃から教えられた「海のルール」がある。
● 海に落ちている物は拾ってはいけない。
● 雨の日に海に行ってはいけない。
● 雨の日に溺れている人を助けてはいけない。
● お盆になったら泳いではいけない。
● 夜の海で誰かに呼ばれたらすぐ逃げろ。
● もしも血が出たら海の中に入るな。
恐らくどれも海難事故や不慮の事故を防ぐために、昔から伝えられている迷信のような
ものなのだろうと、物心がつくまで気にも留めずに過ごしていた。
そう、高校二年の夏の終わり、
私の友人が海で拾った指輪がきっかけで、不可解な死を遂げるまでは……。
本書は、2022年に映画化された『カラダ探し』の原作者ウェルザード氏による書き下ろし作品。
全11話からなる戦慄の連作小説には、それぞれ、どこの海水浴場でも見かけたことのあるような、
でも、よく読むとその根拠が不明な「海の決まりごと」が掲げられている。
主人公である「私」は、幼い頃の故郷の海の記憶とともに、
やがて、そのルールにまつわる忌まわしい事件を思い出していく……。
6つの海のルールに隠された謎、果たして、そのルールを守らねばならない本当の理由
とは? 著者渾身の最新作。ぜひ本書の不気味な闇体験を味わってみてください。
1章 その落し物は誰の物ですか?
2章 雨の日は見えないものが見えるものだ
3章 海から来るもの
4章 夏に会った女の子
5章 暗闇の中の人
6章 落雷に注意してください
7章 お盆になったら泳いではいけない
8章 海に血を与えてはいけないのだ
9章 その穴から始まった
10章 穴と結界
11章 ミカイジ様