非常識なやさしさをまとう  ─人とともにデザインし、障がいを超える─

購入した作品の読み方

あらすじ

・デザイン未経験で立ち上げたファッションブランド
・デザインの責任を自覚し、誰も傷つかないプロダクトを生み出す
・株主の議決権を制約し、資本の意味を問い直す「やさしい株式」
・断らないを前提とする採用、社員・プロボノ・ボランティアなど多様な関わり方で強みと弱みを活かし合うチームをつくる
設立2年目にして医療従事者・課題当事者とともに多様性に対応した服を開発し、数々の世界のデザインアワードを受賞したファッションブランドSOLIT!。
本書はSOLITを創業し、数々の社会課題に取り組んできた著者が、居場所がなかった学生時代、初めて起業した会社の内部分裂や軌道に乗った矢先の解散を経て、デザイン未経験ながら世界を席巻する多様性に対応したファッションブランドを立ち上げるまでの軌跡を語る。
また、本書ではD&Iを推進する日本の有名企業に伴走支援するSOLITのD&Iやサステナビリティの考え方、世界で評価されるインクルーシブデザインの手法、多様な人を包括し、弱みを強みに変えるチームのつくり方も紹介する。さらに、日本を代表する社会起業家、課題当事者の特別寄稿と対談を収載。著者のコンプレックスや生き苦しさを感じていた半生から紡ぎ出されたSOLITの理念やプロダクトに秘められた「非常識なやさしさ」に迫る。