マイナンバーから改憲へ 国会で50年間どう議論されたか

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あらすじ

マイナンバー制度ってよくよく調べてみると自民党の改憲案と、とてもよく似ているんだよねという話、その他

健康保険証を皮切りに様々な個人情報が紐付けられようとしているマイナカード。だが、問題の本質はカードとしての利便性ではない。マイナンバー制度によって変化する社会や国家なのだ、と著者は指摘する。
本書は、国民総背番号制度が浮上した1970年代からマイナンバーカードにいたる50年間の国会審議を概観しながら、マイナンバー制度が社会にもたらす重大な変化を予見する。

【目次】
序 「ショッカーの野望」は何であったか
1 国民総背番号制度は財界の要請と北米の「外圧」で始まった
2 国民総背番号制からマイナンバーへ:国会審議の行方
3 スーパーシティというディストピア
さいごに 改憲案とマイナンバー

【著者】
大塚英志
1958年生まれ。まんが原作者・批評家。
まんが原作に『多重人格探偵サイコ』(田島昭宇作画、角川書店)、『東京オルタナティブ』(西川聖蘭作画、同前)ほか多数。
批評家としては代表作に『定本 物語消費論』(角川文庫)、戦時下のメディア表現を論じた三部作『大政翼賛会のメディアミックス』(平凡社)、『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『大東亜共栄圏のクールジャパン』(集英社新書)など。憲法関連書に『私たちの書く憲法前文』(KADOKAWA)がある。