東映任侠映画とその時代

購入した作品の読み方

あらすじ

鶴田浩二、高倉健、若山富三郎、藤純子、菅原文太、
『網走番外地』『昭和残侠伝』『博奕打ち 総長賭博』『極道』
『緋牡丹博徒』『仁義なき戦い』『日本暗殺秘録』『日本の首領』『極道の妻たち』…etc.

日本が最も熱かった時代に捧げる鎮魂歌(レクイエム)

その勃興から終焉までを、剛腕プロデューサー・俊藤浩滋の
足跡を軸に読み解く、傑作ノンフィクション!

血沸き肉躍る「あの時代」の熱気を完全再現!

東映任侠映画が一世を風靡し、社会的現象にまでなったのは60年代後半、
戦後の日本が右肩上がりの高度経済成長を走るなか、
「怒れる若者たち」が立ち上がり、「若者叛乱の時代」といわれた
あの政治的季節を抜きにして、東映任侠映画の隆盛もあり得なかったであろう。

そこに描かれていたのは、徹底して男の美学であり、任侠浪漫であった。
「あのパターンはみんな俊藤浩滋プロデューサーが
確立させたものですよ……」(本文より)