ツワブキの咲く場所

購入した作品の読み方

あらすじ

救いとは、信じるとは、いったい何なのだろうか

宗教二世としての過去と、統合失調症に向き合う中で掴んだ一筋の光。
暗闇でもがく全ての人々へ捧げる、祈りと再生の物語。

統合失調症を患う青年・涼のもとに届いたのは、疎遠だった妹からの「両親の過去について知りたい」という手紙。
宗教二世として生きていた頃の辛い記憶が蘇った涼は、「こらーる岡山診療所」に助けを求める。そこで主治医の山本先生に勧められたのは、とあるキリスト教会で行われている勉強会だった。
「神様なんているのだろうか」複雑な思いを抱えながらも、涼は聖書をめくり始めた――
どんな状況でも、そばで支えてくれる人は必ずいる。 著者自身の経験をもとに描いた、心揺さぶられるヒューマンドラマ。

プロローグ
第一章 靴
第二章 風
第三章 朝
解説(「こらーる岡山診療所」山本昌知)
作品によせて(映画作家 想田和弘)