万葉と沙羅

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あらすじ

本は非常口。いつだって、逃げていいんだよ。

中学で友人関係に苦しみ不登校だった沙羅(さら)が選んだのは通信制高校。そこで再会した幼なじみの万葉(まんよう)は、古本屋でバイトする青年。「本という宝を探すにはコツがいる」と彼に教えられるうちに、沙羅も読書の奥深さに目覚めていって――。絵本や小説など著名な25冊の本が登場。大切な人と本でつながる瑞瑞(みずみず)しい青春小説。解説・若松英輔

※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。