鏡張り貴公子は清貧の乙女を淫らに愛したい
あらすじ
「……覚悟して? 私に愛され尽くす覚悟を」
天使のごとく麗しい貴公子エルベルトは、幼い頃に誘拐されたトラウマで鏡を手放せない。
寝室や浴室を総鏡張りにしている彼には『変態性癖を持つナルシスト』という不名誉な二つ名があった。
ある日、エルベルトは教会で可憐な乙女ジルダと出会い恋に落ちる。
実はジルダも彼に好意を抱いていたが、身分差と、ある秘密を抱えているため求婚を受け入れることができない。
けれど、エルベルトの情熱に絆されたジルダは一度だけ関係を持ってしまい……。
鏡を手放せない美貌の貴公子×清貧だけど淫魔の少女、身分差かつ種族差(?)ありの両片想いロマンス。
【目次】
1 麗しの貴公子と清貧の乙女
2 鏡の間
3 魅了
4 宿願成就
5 真実 あとがき