科学2024年5月号
あらすじ
月刊誌『科学』は1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊された総合科学雑誌です。第一線の研究者がみずから執筆し、科学に関心を寄せる多様なバックグラウンドの読者に向けて、高度な研究成果を紹介することが、創刊以来変わらない本誌の大きな特徴です。純粋に知的好奇心をかきたてる話題から、社会との関わりの深い話題まで、幅広く取り上げます。
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【特集】魅惑の発光生物
生物発光の研究――その歴史概要・・・・・・大場裕一
光る深海魚・・・・・・中山直英
発光細菌の放つ光は何色?――最小発光生物の発光変調メカニズム・・・・・・吉澤 晋
なぜ海は光る生物で溢れているのか?――食物網によるルシフェリン分配の化学生態と進化・・・・・・別所―上原 学
鏡の国のルシフェリンを使ってウミホタルの発光反応を探る・・・・・・蟹江秀星
光るトビムシ・・・・・・中森泰三・大平敦子
五島列島のゲンジボタル――明滅リズムと進化史からみた種分化の可能性・・・・・・大庭伸也
ホタルの発光する仕組み・・・・・・平野 誉
身近な発光生物ホタルミミズ・・・・・・柴田康平
南九州の発光きのこ・・・・・・黒木秀一
[巻頭エッセイ]
発光生物と私たち・・・・・・大場裕一
「アマテラス粒子」の検出・・・・・・藤井俊博
がんとは何か――分子からのアプローチ3・・・・・・野田 亮
[連載]
日常身辺の確率的諸問題3 生まれてきたのは運が悪かったのか?・・・・・・原 啓介
3.11以後の科学リテラシー136・・・・・・牧野淳一郎
ナナメから見る物理学4 滑り台は大人の方が速い!?(前編)・・・・・・村田次郎
[科学通信]
世にも奇妙なカタツムリ,エゾマイマイの生態と進化・・・・・・森井悠太
〈本の虫だより〉千葉聡『歌うカタツムリ』・・・・・・白石直人
山火事のダイナミクス――気候変動と社会との関係性・・・・・・森 章
エイレネクラゲとコブエイレネクラゲについて――基礎研究の重要性・・・・・・池田周平・山本 岳・足立 文
次号予告
表紙デザイン=佐藤篤司