出世のお作法――45歳からの「清」「濁」二刀流リーダーシップ
あらすじ
【内容紹介】
~出世のための最大で最後のピースがここにある!~
会社や社会にとって、誰が出世することが、周囲の人を一番幸せにするのでしょうか? 本書は、偉くなるべき方に、偉くなるための発想を紹介していきます。
タイトルにある「出世のお作法」とは、仲間や取引先、そして家族や友人など、周りの人々を幸せにすることができるような、本当は出世すべき人に身につけてもらいたい「考え方」や「動き方」といえます。
偉くなることへの健全な意義を見出したリーダーが、その役割を全うすれば、
その周囲の人を必ず幸せにすることができます。
このように、他人を幸せにする力を持つ人が、本来、出世すべきなのです。
ただ、現実は厳しいものです。健全な心だけでは出世はできません。
同時に、どんな手を使ってでも戦うという覚悟が必要になります。
また、出世欲の高い人間との競争に勝つには、
相手の手の内を知り、場合によっては先にそれをやってしまうくらいの
巧みさや賢さ、時には「ずるさ」さえも求められます。
言わば、清濁あわせ呑むリーダーシップとならなければなりません。
そして、「どのような人が出世するのか」「出世にはどのような考え、言動が有効か」ということには、実は、法則のようなもがあるのです。
本書では、それを7つのお作法として紹介します。
出世を目指すことは、チャレンジの連続です。
もしかしたら、失敗の連続になるかもしれません。
しかしながら、その失敗も含めて、挑戦することによって、あなたの人生はきっと味わい深いものになるはずです。
【著者紹介】
[著]鳥谷 陽一(とりや・よういち)
金沢工業大学大学院客員教授/ビジネスパフォーマンスコーチ合同会社代表
1965年生まれ。東京都立大学経済学部卒業後、一貫して「組織人事」領域にたずさわり、35年の経験を持つ。
産業能率大学にて企業内研修の企画営業、プログラム開発、講師、コンサルタントに従事した後、2001年からプライスウォーターハウスクーパース(PwC)にて評価、報酬、組織開発など大型コンサルティングを統括。
その後、同グループで人事部のマネージングダイレクターを兼任し、人材マネジメントおよび、PwC Japanパートナー研修の開発、ディレクターのコーチングに従事する。
2005年より、金沢工業大学大学院(イノベーションマネジメント研究科「組織人事マネジメント」担当)客員教授を兼任、2016年ビジネスパフォーマンスコーチ合同会社代表に。
エグゼクティブコーチングを中心に、リーダーシップ、キャリア、評価力向上などのテーマでマネジメント研修の講師、人事コンサルティングでクライアントの問題解決を支援する。
著書にはビジネス小説『ミッション』(プレジデント社)、『新任マネジャーの行動学』(日本経団連出版)、『人事のための心理アセスメント』(日本文化社)などがある。
【目次抜粋】
■はじめに なぜ、今、よりによって「出世」なのか
■序章 出世のための“7つのお作法”とは?
■第1章 お作法1|背中に断固たる「刀」を持つ!
■第2章 お作法2|「非情」で「冷徹」な判断力を磨く
■第3章 お作法3|「過去の仲間」とは決別する
■第4章 お作法4|上司の「息づかい」から学ぶ
■第5章 お作法5|実務を離れて身につく「専門性」を知る
■第6章 お作法6|堂々と「高い報酬」を受け取る
■第7章 お作法7|究極の「利己/わがまま」を追求する
■第8章 実録|「出世拒否」が変化した5人のリーダーのお話
■おわりに 出世の「損得」を超えて
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