ハロー わたし! ハッピーエンドはいつだって君のもの

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あらすじ

絶望の先には、優しく強い光がある

雪の降るクリスマス。
授業のレポートのためにバイトを休んだ僕は、母に頼まれて祖父を訪ねる。
その道すがら、子どもの頃祖父と通っていた乗馬倶楽部で出会った、有紀ちゃんのことを思い出していた。かわいくて料理上手で、僕が密かに想いを寄せていた彼女は、突然の事故で亡くなってしまったのだ。
ずっと消えない喪失感を抱えた僕に、祖父が語った「雪女」の話とは――。

悲しみの先にある光を描く「僕と雪女」他、生きることと死ぬこと、絶望と再生を、繊細な言葉で綴る三篇。

◇僕と雪女
◇遅い返信
◇片脚のマリオネット