怪奇異聞帖 地獄ねぐら

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あらすじ

「あいつ、たった四日で真っ黒に溶けちまいました」

古墳から出てきた勾玉。
盗んだ作業員を襲う恐るべき呪いとは?
「黒汁」より

人柱の家、廃墟の座敷牢、全室事故物件のアパート…
禍々しさが炸裂する最凶怪談!

この世の悍ましきもの、忌まわしきものを限界まで煮詰めた地獄の怪談集。
・顧客の家に突如飾られた油絵。左耳を手で覆う少女の絵だが、以降住人の耳に異変が…「玄関先」
・秘密の地下室があると聞いて忍び込んだ廃墟。隠し階段の奥にあった座敷牢と謎の水場は…「廃墟の地下室」
・民俗学の調査を兼ねて訪れた祖父母の家。妙に冷える畳が気になって調べると裏にびっしりお札が…「お札の部屋」
・建築作業中に発見された古墳。副葬品の勾玉を盗んだ作業員の行く末…「黒汁」
・怪我人が続出する古民家の解体。開かずの間の大黒柱の下には注連縄と骨が…「贄の柱」

他、抗えぬ負の魔力に酔いしれたし。