光を受ける者たち
那月珠雨(著) 385円
あらすじ
特別支援学校での出会いと葛藤、日常の煌めき。現役早大生が高校在学中に書いた、色鮮やかな短編小説。
早期に進路が決定した女子高生たちが、校外活動としてボランティアにやってきたのは、肢体不自由の生徒が通う特別支援学校だった。登下校の様子や教室の備品、授業など何もかも自分たちが知る学校とは異なり、戸惑う彼女たち。そして、彼女たちを引率する教員や、そこで働く教員たちもそれぞれ葛藤を抱えており――。
「こうして、皆で隣にいられたら、どんなにいいだろう」
暖かな光が、彼・彼女たちを等しく包み、新たな一歩を照らし出す。
第1回ハナショウブ小説賞 短編部門大賞受賞作品。
【著者】
那月珠雨
2004年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学在学中。