仕事の不安・悩みがなくなるロジカルシンキング
あらすじ
「失敗が怖くて行動できない」「失敗のショックで次に踏み出せない」ビジネスマンが多い。
「試行錯誤の技術」であるロジカルシンキングで失敗を次に活かすことができ、
挑戦を怖がらない強い心を育てるための本。
●自分の意見に自信がない…
●上司や顧客とうまく話せない…
●なにから手をつければいいか…
本書でお伝えするロジカルシンキングは、論理的思考力と訳されています。
複雑な状況を名探偵のように切れ味鋭く解決する技術のように思われているのですが実際には違います。
ロジカルシンキングは、明確な模擬回答がない問題に対して
「上手に試行錯誤をしながら前進していく思考技術」です。
・試験に合格したい
・営業を成功させたい
・現状を好転させたい
といった状況では、「こうすれば必ずうまくいく」という正解が存在しません。
そんなときに「何をしたらよいかわからない」という状態を脱して、
「次はこうやってみよう」という道筋が見えてくると「恐怖心」が消えていくのです。
大きな問題を目の前にして行き詰まった時に思い出してほしいという思いを込めて、
シンプルに4つのスキルにまとめています。
「困ったときにはSATE(さて?)」と覚えてください。
■SATEで気持ちの整理をしよう!
S Share 問題を他社と共有する
A Analyze 大きな問題を小さな問題に分析する
T Try 仮説を持って問題に挑戦する
E Error 失敗をして、次に活かす
順序にはあまりこだわる必要性はありません。
いま必要だなと思えたものから実行できればよいものです。
「強い心」という輪郭のわからない能力を、
ロジカルシンキングというわかりやすいスキルに落とし込みました。
すべてを解決する魔法の思考法ではありませんが、大小様々な問題に対応できるようになり、
結果的に「強い心」つまり「困難な状況でも動じずに対応する力」が身につくことでしょう。
■目次
0.ロジカルシンキングは「強い心」の源になる
1.「仮説思考」で上手に挑戦できるようになる
2.困難は分別することで解決しやすくなる
3.失敗を成功のもとにする技術
4.うまくShare(シェア)するコミュニケーション技術
・巻き込む力が「答え」をつくる
・本当? それだけか? に応える準備
・それは本当か? という疑問
・それだけなのか? という疑問
・事実と意見を分ける
・「数字」も意見である
・プレゼンの「熱」は人をまたぐと伝わらない
他
■著者 苅野進
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