やさしくて強い社長になるための教科書――やさしいだけだと会社は潰れる。厳しいだけでも会社は伸びない

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あらすじ

人柄の良さではだれにも負けない。
そう自負している経営者は少なくありません。
ともに働く社員を大切に扱い、業績が厳しいときには自分の給料を下げてでも、
社員の給与・賞与を下げることは避けようとする。

お付き合いいただいているお客様には感謝の気持ちを忘れず、
無理難題といえる厳しい要求にも必死に応えていく。

仕入先・協力会社にも誠実に接して継続的な取引をしている。
性「純良」、動機「善」で経営をされている方が、中小企業の社長には多くおられます。

ただ残念ながら、
利他の姿勢で誠実に経営にあたられているものの、
経営者としての「力量」が不足しているために充分な成果を上げられていない。
なかにはジリ貧状態に陥っている残念な方が多いのも現実です。
気持ちに身体がついて行っていないと言えます。

「いい人」というのは最高の経営資源ですが、
この経営資源を生かすには方法があります。

本書では、
経営姿勢のよい「いい経営者」が、
その想いを真の意味で具現化して会社を持続的成長に導くために、
・具体的に何を、どのように""自分磨き""を進めればよいのか?
・何を観ていくことが的確な意思決定につながるのか?
・心の管理を適切に行い、正常な判断力を維持するために何をするべきか?
など

約30年間さまざまな中小企業経営の支援をしてきたコンサルタントが、
空理空論ではない実践的な力量向上の方策を提示します。


■目次

●プロローグ
・社長に対する誤解と真実
・時代の転換期における中小企業経営のエッセンス

●第1章 時代は「やさしくて強い社長」を渇望している
・これからの時代に求められる「やさしくて強い社長」とは?
・本当の意味で社員を幸せにする社長とは?

●第2章 社長の三つの力が会社を成長軌道に乗せる
     疑う・問う・軸をつくる力
・第一の力 「本当にそうなのか? 思考」が未来を切り拓く
・第二の力 ありえない「問い」を立てることが発想力を高める
・第三の力 悔いなく・迷いなく・失敗なく経営判断を行うための「言語化」

●第3章 これが重要! 中小企業の組織運営・人材育成の勘どころ

●第4章 社員・組織を良き世界に導く「社長」のリーダーシップ

●第5章 心が結果をかたちづくる! 「社長」の心のコントロール法

●エピローグ

■著者 志水浩